娘の演奏

長女は、東京の音楽大学に通っています。
今、大学3年生。
今年の学園祭では、大学の代表に選ばれて、オーケストラと共にピアノ演奏する機会をもらいました。
プロの音楽家でもオーケストラと一緒に演奏する機会は滅多にないそうです。
数ヶ月前から私も妻もこの日を楽しみにしてきました。

そして、運命の日。
娘は、約20分間の大曲を堂々と演奏しました。
私はビデオ撮影している間ずっと涙が止まりませんでした。
今までの人生でこれほど感動したことはありません。
娘の友達も、その周りにいた一般の方も泣いている人が多かったそうです。
それほど感動的な演奏でした。

長女は、まだ日本語もうまく喋れない赤ちゃんの頃から、ピアノ一筋の人生を歩いてきました。
全くぶれることなく。
そして、今回の演奏を聴いて娘に対する思いに変化が生じました。
今までは「娘の演奏」でしたが、もう立派な1人の音楽家の演奏だと感じました。

もう何も心配はいりません。
これからは、彼女が信じる道をただひたすらに歩いていけばいいと思います。
私は、そんな彼女の生き方を見ていければそれで十分幸せです。

これからも応援し続けます。