本を読む意味
私はいつも「速読」に違和感を感じます。
速読 …つまり、本を短時間で読む技術です。
私自身、速読の技術を習ったことがないので中途半端なことは言えませんが、200ページくらいの本であれば、速読しなくても1~2時間で読むことができます。
それを4~5分で読むわけですが、本当にそれで200ページの内容が全て頭の中にインプットできるのかな~?
その前に…
そもそも、私たちはなぜ本を読むのでしょうか?
本に書かれているノウハウを理解して仕事に役立てたり、モチベーションを高めることが目的だと思います。
「より多くの本を読む」ことも大切かもしれませんが、それによってそれぞれの本の内容をしっかりインプットできないのであれば、1冊も読んでないことと同じ意味ではないのかな~と思うわけです。
また、小説を読むことを否定する人もいますよね。
「小説は架空の話であり、ビジネスには全く役立たない」と。
本当にそうかな~?
小説の中の主人公の行動や考え方が何ひとつ役立たないことはないと思うのですが。
100歩譲って小説はビジネスには全く役立たないとしましょう。
でも、小説を読めば感動したり、笑ったり、爽快感を感じたり、モチベーションを高めることができます。
何よりも人生が豊かになります。
生活の全ての時間をビジネスに充てるのは素晴らしいことだと思いますが、そんな人生って楽しいのかな~。
だから、私はビジネス書も小説も時間をかけてじっくり楽しみながら読むようにしています。
それで、十分幸せなので。