男の子とお母さんの話

先日、パン屋さんのレジに並んでいると、目の前に小さな男の子とそのお母さんがいました。
なにやら男の子が悪さをしたようで、お母さんは怒って無視しています。
そんなお母さんの姿を見て、男の子はさらに別の悪さをしました。
すると、お母さんはさらに激怒!
男の子に対して「あっちに行って!」と怒鳴りました。
男の子は悲しそうな表情で、お母さんのそばを離れました。

あ~~~、可哀そう~~~!
赤の他人で、しかもおっさんだけど、その男の子をぎゅっと抱きしめてあげたくなりました!
男の子は、お母さんにかまってほしくて悪さをしてるのに~~~!
お母さん、わかってあげて~~~!
と、心の中で叫んでしまいました。

子供ってとっても純粋だと思います。
ただひたすらに親に自分のことを見てほしいだけなんです。
あなたのことを見てるよ。
あなたのことを意識しているよ。
あなたのことが大好きだよ。
そう感じられれば、それだけでむちゃ幸せなんです。

だから、私は今でも大学生と高校生の娘と時々ハグします。
嫌われても、抵抗されても、全力で抵抗されても、やや強引にハグするようにしています。
きっと嬉しいはずだから。
(本当に嬉しくない説もあり)

ちなみに、私は娘たちを怒ったことはほとんどありません。
でも、2人ともいい子に育ってます。
それぞれ自分の夢を追いかけてるし。

毎日いろいろなことが起こって余裕がないお母さんの気持ちもわかるけど、子供ってとても純粋なんですよ、というお話でした。